BOASORTE 10: 個と組織の融合。個があっての組織。

2010年10月11日

個と組織の融合。個があっての組織。

フットボール文化の根付いているイタリアの、それもトップレベルの監督が日本にきました。今後どうなるかわかりませんが、とても期待しています。

個人的にザッケローニに期待することは、日本の長所でもある、テクニックと俊敏性(アジリティ)らの個の部分と、組織的、戦術との融合でしょう。そして勝つためのメンタル。

ただ、忘れてはいけないのは、これらはA代表や、プロの話であり、

小学生、中学生年代の育成段階で、圧倒的な個を伸ばさなければ世界レベルの選手は出てきません。これらは育成段階で残念ながらほぼ決まってしまいます。(個人技) ですから、「個と組織」どっちが大事かなんていう議論は必要ないと思うのです。

というのも、まさかとは思いましたが、最近でも身近でもこのある意味くだらない議論を聞いたり見たりすることがあるので・・・。

わかりやすいように極端に言えば、ここ10年のバロンドールを見てください。全員圧倒的な個です。個人で打開出来る物を持ち、うまい選手です。幼い時にボールに多く触り、またはストリートサッカーや、サロンサッカーや、育成段階で培われた物がベースにあるからです。

それでいて、大人になれば欧州リーグは屈強。ハイレベルな組織戦の中で彼らはやってます。

これはチームとして、個と組織が融合しているのですが、まず個がないと基本的にはですが厳しいです。

テクニカルなバルサやアーセナルやスペインの組み立て方を見ても、一人、一人がうまく、高いレベルになければ、パスもゴロと浮き球を織りまぜながら美しく回していけませんし、ドリブルも、キープも、スルーパスも、駆引きすら出来きません。こんなことは議論するような問題ではないでしょう。

もちろん、個で劣るのなら組織でと言うのはわかりますし、そんな中のジャイアントキリングもフットボールの醍醐味です。ただ、セリエAの下位などを見ていても、確かに単調ではあるものの、まず個のレベルが最低限あるし、普通にうまいです。また、カウンターに美学を感じるし、それこそ個が必要です。そしてファイティングスピリットがあります。

まさかとは思われるかもしれませんが、残念ながら日本にはこの最低限の個の部分についても、軽く見てしまっている方が少なからずおられるようです。

南米、特にブラジルやアルゼンチンの選手はうますぎますし、実際に試合すると、チームとしてもボールが取れない、言葉では説明できない次元の物があり、そこまでには至っていないのは確かですが、日本選手の、長所の一つにもなってきている、テクニックの部分は、間違いなく日本の現場の方達の育成が、長年掛けて徹底していたことで、今全体的にも少しづつ根付いてきています。まだまだ足りませんが、間違ってないです。

W杯で守備的になった日本にしても、中盤にテクニックのある遠藤がいて、個でボールが持てる松井や、個の使い方を理解している本田が前線にいなければ攻撃にもならなかったはずです。そしてドイツでも活躍できる香川も圧倒的な個(ドリブル・ボール扱い)があるのです。もちろん、これらのことはDFにも言えます。なにもテクニックだけの話ではありません。闘莉王はブラジル育ちですが、個でしょう。長友も日本にとって重要な個になりつつありますし、2006年のバロンドールのカンナバーロもDFです。

さらに言えば、

日本人でバロンドール取る選手が出てきて欲しいと思いませんか?
日本人がバルサの10番付ける姿見たくないすか?


これこそ極論かもしれませんが、このくらいの志で育成の指導者はやってほしいし、これにはやはり、育成段階で個を伸ばすトレーニングに徹底するしかないと思います。それこそ徹底的に。

育成年代で徹底している指導者やクラブや学校は日本にもあります。しかし、少ないし、今後さらに少なくなるとまずいですよね。これはマジでやばいと思ってます。

または、小学生〜中高年代などで、個を伸ばすより、まずは勝つためだけに組織だ組織と言っていては、世界レベルの選手は生まれにくい環境になりかねません。また、育成段階で個人レベルが低いにも関わらず、ただただ組織的にしてもつまんないサッカーになってしまいます。

イタリア人のザッケローニは、ほぼ全ての世界のフットボールを把握しているでしょう。また、戦術にも長けており、ジャイアントキリングを狙うクラブも、ビッグクラブの経験もあります。うまくいけば「個と組織の融合」し、強くなるでしょう。

そろそろ欧州や南米で活躍する日本人監督が出てきて欲しいとも思うけど、今の時点でもトップはいい環境です。ただ、さらに上のレベルの個を代表に押し上げ、さらに言えば日本代表がW杯で上位に行くためには、もっと個が必要です。これは現場の育成にもかかってきます。

長文になりましたが、ザックに期待してるのは「個と組織の融合」。日本の育成に期待したいのは、「個の育成」でした。

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posted by y.peterpan at 06:06 | Comment(0) | FOOTBALL日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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